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シルクロードから発想した谷村美術館

写真の整理をしていたら
一昨年の夏にいった、糸魚川の谷村美術館の写真がでてきた。

入口の門をくぐると、設計者のシルクロード砂漠の遺構を想定と
看板がある。
砂漠の縁が塀にかわるのだが
柱が連続した下屋が続く・・・不思議な風景だが
砂漠の端・・処理・・その扱いが不思議と良く会う。
砂漠の砂が風で吹かれて、塀の下を丸く処理している
なにか自然なのだ。

設計者の図面や工事の模型も敷地内の食堂におかれ見る事ができる。
施工図の中に書かれた。工事者への注意書きが
自筆であり、建築設計者の無から有へ実現する意気込みが感じられる。

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by tsekkei_net | 2008-05-13 16:19 | Comments(0)

レーモンドの家・・高橋哲学堂

アントニオ レーモンド
帝国ホテルを建てたフランクドライトの助手として来日
その後日本で、設計をおこない
近代日本の木造はこの人の弟子から作られたといってもいい建築家
その自邸に惚れ込み、図面をかりてまで同じ家をつくり
住んだ。高橋市の文化人 井上房一郎の自邸を見学にでかけた。

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高橋哲学堂は井上房一郎が
市民の寺子屋としてレーモンドに依頼して
設計はあるが実現しなかった建物である。
井上の邸宅も人手に渡ったが、建物の評価が高まり
市民の活動で建物は買い戻され今年より週末に公開が始まったものだ。
現在は旧井上邸を高橋哲学堂と呼んでいる。
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レーモンドが日本での設計思想は5原則として
提唱した
それは
単純さ(simple)すべてな不必要な材料を捨て去ってそれ以上に捨てる
余地のなければ、それ以上に追加する必要がない

正直さ(honest)外部の形が内部の形になる。張りぼてでないこと
鉄骨は鉄骨らしく・・石造りは石造りらしく

直裁さ(direct)率直さと訳されている 複雑でまわりくどく気力がない
こじつけの方法に対向する方法である。分割された空間をできるだけ
単純に再構成させる

経済性(economial)安くつくることでなく、何事も無駄にしないでしかも長持ち
させる

自然さ(natural)彼が最も主張していること。日本の気象の厳しさが物の
脆さ(もろさ)を教えくれた日本は自然お賛美者である。

これらを活かしてつくられた自邸は
杉の丸太を使ったトラス構造むき出しの家だった。


敷地の南向きにこだわり
しっかりと南北を会わせた敷地に
南側のテラス戸は開け放され自然と一体化する。

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南のテラスの上は1.65mの深い軒があり
土間の床は庭と13センチ程度しか段差がない
北側の襖は3間を開け放して廊下と一体化したワンルームができる。
北側の屋根に開けられたハイサイドライトも障子があり
柔らかな光が差し込んでいて
外観に比べ室内は意外と大きな印象をもつ。



トラスは杉の丸太を半分に使い
梁を挟んだハサミ束と呼ばれるもので
現在では高価になった丸太請負の構造材は軽やかで大きな空間を支えている。
また柱とガラス戸障子の位置をずらした芯はずし
(通常は柱の中に戸があり窓まどは間戸マドとも書く)
で大きな開口のテラス戸が実現している
しかし、障子は二本溝で引き込みがでてくるのは
レーモンドの弟子達からである。

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空調も自宅にレーモンドは取り入れた
構造と空間そして機能が一緒に計画され隠さないで現されている。
引き算の建築
空間の本質だけが切り取られていく。
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by tsekkei_net | 2008-04-29 05:48 | Comments(0)

久遠寺五重塔見学その2

10月に完成の五重の塔、今月には真ん中の柱が建立され
上棟式となる。
塔は周りに4本の柱と屋根の上のアンテナの様なシリンと呼ばれる部分の
下の柱の5本からなる。
屋根の荷重は周りの柱がうけもつので、真ん中の柱は
周りの柱と経年変化で縮むスピードが違う。
周りの柱や建物全体が縮む事で真ん中の真柱が屋根を突き上げることになり、
漏水になるため、昔には持ち上げて地面に付かない工夫もあった。
その戒めを参考に
現在はレーザーなど精密機械で建物全体の縮を測定しながら
地面と新柱のくさびを取り覗いていくことでこの処理にあたるという。
塔の一層が5センチ程度縮み5層なので25センチ程度縮む事に対処するというのは
大きな誤差でもある。

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建物は下から屋根工事が進み
一端上から下に降りてくる格好で見学ができたので
屋根工事の進み具合を一層おりる毎に戻る工事の姿が見えて
たのしかった。屋根の先端はムクリと呼ばれるカーブを描いている。

その屋根の四隅には装飾がある。
建築では精度がむずかしい所は重層のパーツがつく
例えば屋根の四隅もカーブを描く屋根が出会う場所なので
むずかしく、現場合わせの工事となる
その為、装飾という技術でその現場の精度の誤差を目立たぬようにする。

簡単に説明すれば装飾はただの飾りでなく
むずかしい屋根や建てもののパーツを無骨でなく
装飾という技術でやわらげている表現なのである。
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ムクリという屋根のカーブはタルキを真ん中から扇を開いたように
中心から配置する。木の端(こぐち)は近くでみるとびっくりするが
屋根の中心は四角 端によれば平行四辺形となっている。
また屋根は銅板でその屋根の端は丸いキャップがつくのだが
四角の文様が垂直になるように、屋根の中心と端では屋根とそのキャップの向きが
少しつづ違う。自然になる人工的な配慮がある。

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マスグミと呼ばれる組み物も本堂の下の
宝物館前に実物模型がある。
金物を使わず木組みパズルのようにダボと呼ばれる24ミリの木栓で上の
パーツと下のパーツを繋げる。
大阪で大工が加工して、現場では簡単な作業しかしないというが
大阪で加工され、一度組み上げて、具合をみる。
そして分解されて、身延の現場で組み上げる。
五重の塔は二回つくられている事になる。

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by tsekkei_net | 2008-03-04 07:39 | Comments(0)

仙台 瑞鳳殿(ずいほうでん)

仙台出張
短い観光の為に観光バス>『るーぷる仙台』
一時間くらいの市内観光、駆け足観光だが
一つくらいじっくり見てみたい。選んだのが
伊達政宗が祭られている 
瑞鳳殿(ずいほうでん)


小山の上にあるのだが、上杉家の資料館や拝殿・本殿は金襴豪華の建物
ガイドブックには20分ー40分で観覧できるとあるが
別棟も観覧すると最低40分は時間がかかる。

バスから降りるとここに着く
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石段があり多少息があがる
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レイアウトで位置関係がわかる。
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竜が屋根の上などに見れるのは、水の神なので
火の用心!
中国では五つ指の竜は皇帝も現し、世の中の制覇を目指す者として
敵対する領主からは宣戦布告ともとられた。
言いがかりとも言えるが・・・それより竜の指は三本がスタンダードになり
この竜の指もスタンダードです。

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結構登りの石段も息があがるが
帰りも下りつ時には気を使う

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霊屋敷(おたまやしき)名前は場所をよくいい表せている
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伊達男などの名前はたしか伊達家が赤い脚絆を巻いて意気揚々と行進するところ
から始まった。・・・頭の片隅にどこかで読んだ本の言葉が思い出される。
温故知新・・・色を使って華やかさはすばらしい
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by tsekkei_net | 2007-10-26 07:19 | Comments(0)

起雲閣での工夫

昔の建物を見る時、その工夫に目がとまる。
起雲閣の孔雀(クジャク)の間は初代の母親の為の住居だそうだが
雨戸の裏が扉になっていて、雨戸の出入れが簡単に操作できるようになっている。

通常は雨戸の裏の壁は耐震に使うので
そんな工夫は気が付かなかったが
確かにこの方が使いかってはよいはずだ。
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また暖炉の横の椅子は、その余熱で温かくウトウトできる良い場所なのだが
その椅子の下はマキが入るところとして利用されていた。

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障子の桟にときどきある
斜めの材もコウバリと称して、飾りではなく古くなり障子が反り、
柱と障子の桟に隙間があるときコウバリをいれて調製するそうである。
また障子のガラスは輸入した最初は金沢の成巽閣にオリジナルを見ることが
できるが、障子を開けないで外を見る事ができて当時のヒット商品だと
いう事です。

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by tsekkei_net | 2007-04-30 05:06 | Comments(0)