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訳あり住宅 その二 オーダーキッチンを分離発注でつくる

分離発注と聞くと、面倒だと思われますか?

分離発注になれた設計者がいるならば
通常の請負の家づくりとお客様の仕事は変わりません
しいていうならば、契約の時、契約書を各職人と
行うので、ハンコを押す回数が多いのと
振り込みを直接にする手間があるかもしれません
ただ
振り込みは銀行にお願いすれば、代行してくれます

請負の家づくりと比較して
コストに気をつけながら
細かなところまで、自分流の家づくりができます

分離発注さらには、住宅の設計ができる建築設計者と
一緒に家づくりをすると、仕事が上手にはかどります。

住宅は小さい規模ですが、意匠・構造・設備・管理などの
仕事さらには、分離発注などの職人の見積情報にもたけていることが
必要です

キッチンを例にとり分離発注のメリットを説明します

通常のキッチンは既成品のカタログのキッチンから選ぶことになります
I形、L形、U形、アイランドとバリエーションから好みを選び
家の間取にあてはまることになります

機器IHやガスのレンジ、食器乾燥機があるなし
を希望として選びます。

カタログキッチンのよいところは
大量仕入れで
機器の値段は個別製品を注文する時より安いので

キッチンはカタログから選ぶことが家づくりの定番でした。

分離発注の工事でも、オーダーキッチンで作ってましたが
全体工事費の値段からの要請で、キッチンも
カタログからが選ぶことに数件なりました。

ですが・・

あるお客さまの依頼は、要望がかさみ、カタログキッチンも
一杯かなというものでした。

分離発注ですから・・工夫があるだろう

そこで思案をして
通常ではキッチンは最新のカタログから選ぶのが普通ですが
もっと分離発注的な選び方はないものかと・・初心にかえり
もしも、普通に電気製品を買うのなら・・どうするか?
と自分にといかけました。

すると・・
通常なら価格ドットコムで検索するだろう・・とふと思い


検索をかけると、レンジやレンジフードや食器乾燥機は
最新ではないが、新品のものがでてくることがわかりました
・・そう型落ちです

今年の最新のカタログにはのってはいませんが、メーカー保証は
買ってから一年と・・保証もついています

これで
カタログキッチンの機器の値段をオーダーキッチンでも
可能だとわかりました。

通常、オーダーキッチンでは家具職人に依頼してつくります

さらにコストパフォーマンスを上げるために
大工がつくることができないか、考えを進めました。

最近お願いしている大工さんは器用ななかたで・・
図面をしっかりかいて、段取りさえできれば
カタログキッチンより大工がつくる分離発注のキッチンは
二割程度安くつくることができました


これを例えるとき、話として
思い出したのがサラダドレッシングです

色々スーパーやコンビニで売っているサラダドレッシングですが
酢とオイルを 1:3程度にいれて、塩をいれて撹拌すれば乳化して
サラダドレッシングはできます。さらに
色々なバリエーションもできますね・・

お酢をワインビネガーに変えたり、オイルをオリーブオイルに代えるとか
ケチャップやマヨネーズを加えて色づけもできます

皆さん造り方は知っていますが・・作るより簡単だとスーパーでサラダドレッシングは
既成品を買ってきます

サラダドレッシングを家づくりのキッチンに例えると
既成品でなくても、良いのなら、
分離発注の大工造りのキッチンの方が
値段が安くなり、お客さまの要望に
コストと性能を合わせることができます

お客さまは何もすることはありませんが
設計者と職人がお客さまの要望をふまえて現場でつくる
分離発注はお客さまの要望をかなえることになります

T設計室一級建築士事務所のHP


by tsekkei_net | 2018-08-22 11:45 | 訳あり住宅 | Comments(0)

訳あり住宅・・酷暑対策はあるが・・コストはあがらない

先日に引き渡したお客さまが

お盆お休みで、お子さんとよってくれました。


アパートから仮設住宅に住んで

引き渡して、酷暑の夏・・快適で、今年の夏休みはご自宅で

すごされたのだという


基本的に酷暑の夏に合わせた訳ではありませんが、屋根下の断熱の設計性能をあげて

いるので、酷暑の夏は板金の屋根でもすごく快適です


これは、工事中暑い日でも、家の中に入ると

体感温度が外の気温より下がることで、実感できたことです。


訳あり屋根工夫として


通常天井上に入れる断熱を、最上階の梁の間、高さ24センチにすべて入れてあります

日差しが強い日でも2時頃ピークの日差しの温度は屋根から伝わり、天井まで伝わってきます

しかし24センチの断熱材の厚みなので・・日差しが落ち着く午後4時ころでは

屋根からの温度変化は、天井下まで酷暑の熱が伝わらないのだという。

家の性能評価としては断熱計算には加算できないのですが・・体感温度は確実に性能が上がります


最近の設計ではこのウッドファイバーを最上位の屋根に24センチ高さで

天井の上全体にいれることにしています。


その訳あり屋根は通常よりコストは上がりますが・・工夫として

部屋の

天井高さを2.1mに共通させて、建物高さを通常より60センチ程度

低くつくってあります。インテリアとしては圧迫にならないようにしてあります。

引き戸は天井一杯につくり、照明器具を天井にはつけていないので

2.1mの天井でも全体の印象として横長の落ち着いたインテリアになり

居間の吹き抜けで家全体が見渡せることで、天井が低くて気になることは

ありません。


工事をしている大工が、毎日きていると、天井高さは

こちらの方がよいようだと、言っていました。


すこしのことですが、建物全体の高さが60センチ下げる、

外部の足場、外壁の工事面積も少なくてすみます。

各階の内部の天井高さが各階30センチ低くなり

室内の仕上げ建材さらには手間が少なくなり

全体の工事費は下がる工夫となります。


さらに断熱を入れる手間があるのですが

上棟の大工の人数の多い日に、屋根の断熱材を入れることに

しています。そのあとの通常の業務の

大工の負担にならないように工程を工夫してあります。

結果として、ウレタンの断熱の費用の半分の費用で

それ以上に断熱の性能はあがっています。


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T設計室一級建築士事務所のホームページ

by tsekkei_net | 2018-08-16 15:26 | 訳あり住宅 | Comments(0)