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民家の改修

長く使われた家に民家がある
田の字形と呼ばれる、4つの部屋あり
ふすまを開け放すと、ワンルームになるつくりで
フランクドライトなど、海外の建築家も
使う時は、部屋になり、開け放すと人よりができる
間取りに傾倒した

通常は入り口から土間が台所までつずき
雨では、作業ができる土間になり

田植えや畑から、地下足袋や泥つきの
意匠で台所までいけるようになっている間取りは
まさに、生活にねずいた農家の間取り

最近では少ないが、まだ残っている

昔からの家を後生に残すとき
現代の建築基準法では、工夫がいる

耐震などに災害のたびに改訂している
法律では1971年の十勝沖地震で基礎を
コンクリートにすることが義務つけられ
(民家は玉石基礎・・土台をおいてあるだけ)
1981年の宮城地震で耐震の強度をあげて
さらに
2000年に金物の補強が義務つけられた

今現在たっている建物ならば
法律がかわっても、別段問題はないのだが

現代の家と同じように耐震をあげてくれと
いうと、工夫がいる

一つは基礎をつける
これは、一度土台から上を横か上に建物を
あげて、下に基礎をつくることになる

つぶして立て替えの方が。。という人もいるが

梁や柱など、代々の歴史を残すことは
必用で、その場合は一度、基礎から
つくり直すことをすることが必用になる

また、一件の家を建てるくらいまで
予算がないときは、どうするかというと
柱が引っ張られるとき、地震や風で
引き抜けるので、基礎があるときは
そこに固定をするのだが・・玉石基礎では
固定できないので、内部に土間を打つことになる
土間をつくると、地震で土台がはずれること
の抵抗になるし、風の引き抜きや地震の時の
引き抜きも柱を土間に固定できるので
改良となる

モウソンナトキはドウナッテモ・・という方もいるが
土間だけなら今ある家の床を上げて補強するだけなので
夏の湿気対策にもなり
金物補強もできるので、最低の耐力に近く
改修ができる


by tsekkei_net | 2018-10-19 10:46 | Comments(0)
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