設計事務所の分離発注について

分離発注方式をはじめてから6年目に入る。始めた当初は何が違うのかと聞かれて
経験の少ない時には、合点のいく話ができないのだが、何件か建設を重ねることができた。
また増改築など、シニアの方と話いて、いろいろな話の中で設計事務所・分離発注など誤解が
あることが分かってきた。まず始めに聞いた話では『設計事務所などは敷居が高額に工事金額があるわけでなく頼むことなどできない。大工に依頼すれば、出入りの代願設計監理がいて小額で済むのだから・・』という。姉歯元一級建築士の例だはないが、工務店・大工が工事をする以上、顔の見えない設計事務所は裏で動いているのである。自分の予算が工事代金として動いているのか、大工・工務店がピンはねしているのか分からないこともある。そんな事なら、顔が見える建築設計者が計画の段階から工事、アフターメンテンナスまで一人の者が代理者となり・・できることが最良であろう。設計事務所が工務店・大工の元請け・下請けなど上下関係があれば、建て主に適正なアドバイスができずに、建設された財産が欠陥建物となり取り壊しの憂き目にあうこともあるのだ。『働く人間は誰が自分に支払ってくれる人の有利になる事をする』
建設資金がピンハネ・不合理のダンピングをされずに職人や建材・木材など材料に資金が回れば、建物は経済的に性能があがる。また将来のメンテナンスは地域の職人なので
建設後十分にしてくれるはずである。ここが長く使う建物の極意でもある。
# by tsekkei_net | 2006-02-19 16:47 | Comments(0)

寒くない家

建てた家には、その後もちょくちょく出入りする。夏暑い日よりでも玄関をはいるとヒヤリとする気持ちのよい家では寒波襲来もどこふくカゼ・・寒さしらずである。つい最近までは暖かい静岡県は暖房はエアコンひとつで施主の趣のままだと、タカをくくっていた時期もある。極寒の北海道より静岡県は寒いのよ、などという声も聞こえるように、静岡の住宅は以外と体感レベルでは寒いようだ。吹き抜けをもつと夏はよいが、冬わね・・寒いのよねという方もいるが、この家は70坪の二世帯だが暖房器具は縁側にあるこのひとつの蓄熱暖房機だけである。木造で断熱もよいのだが、そのほかにも熱が逃げないよう外断熱の工事を屋根・外壁と全面におこなっている。これだけでもかなり違う。窓も二重のガラスはあたりまえでサッシはこれも二重構造になって熱を逃がさない。床暖房も考えられるが建設した一年目は夏を迎えるまで多少、温度は低いが夏のさなか基礎のコンクリートが熱をもてば翌年にはその熱が床を冷やさず床暖房もいらないようだ。ウソのようであるが建て主は住宅は二つは一度にもてないのが普通である。メンテナンスも含めてあちこちのお宅を比較できるのは設計者や工事の者だけなのかもしれない。f0057011_7581070.jpg
# by tsekkei_net | 2006-02-01 07:58 | Comments(0)

建て方の為に3日の晴れ

建て方とは、クレーンなどで、家を組み立てることである。ハウスメーカーならできあいの
部屋を工場から部屋に組上がったものが運び込まれる。朝方にはトラックがいたと
思えば二日目には家が建っているのに驚く。それほど早さが追求されるのだが、昔ながらの
木を組上げる家はそうはいかない。現在のやりかたで、3日はかかる。また雨もよくない
周りが泥になれば、注意していても大工の足下についた泥が建物につく。スポンジなどで
水葺きするが、白く残る。あく抜き・染み抜きなどの業者もいるのだが、労働賃は破格に高く
ローコストに積み上げた価格の坪単価に1万ずつのっていく。その為に先んじて汚れない建て方を最優先にする。なんのことはない3日の晴れを日を予定しておこなえば問題はないのだが、今年は寒波の次には、当たらぬ天気・・・毎日。朝な夕なにインターネットで天気予報も見るが傘マークがでたり入ったり・・ルーレットの出玉のように天気予報を眺め曇り・雨の天気が
くずれる予想を立てる。
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# by tsekkei_net | 2006-01-30 21:21 | Comments(0)