設計事務所の分離発注について

分離発注方式をはじめてから6年目に入る。始めた当初は何が違うのかと聞かれて
経験の少ない時には、合点のいく話ができないのだが、何件か建設を重ねることができた。
また増改築など、シニアの方と話いて、いろいろな話の中で設計事務所・分離発注など誤解が
あることが分かってきた。まず始めに聞いた話では『設計事務所などは敷居が高額に工事金額があるわけでなく頼むことなどできない。大工に依頼すれば、出入りの代願設計監理がいて小額で済むのだから・・』という。姉歯元一級建築士の例だはないが、工務店・大工が工事をする以上、顔の見えない設計事務所は裏で動いているのである。自分の予算が工事代金として動いているのか、大工・工務店がピンはねしているのか分からないこともある。そんな事なら、顔が見える建築設計者が計画の段階から工事、アフターメンテンナスまで一人の者が代理者となり・・できることが最良であろう。設計事務所が工務店・大工の元請け・下請けなど上下関係があれば、建て主に適正なアドバイスができずに、建設された財産が欠陥建物となり取り壊しの憂き目にあうこともあるのだ。『働く人間は誰が自分に支払ってくれる人の有利になる事をする』
建設資金がピンハネ・不合理のダンピングをされずに職人や建材・木材など材料に資金が回れば、建物は経済的に性能があがる。また将来のメンテナンスは地域の職人なので
建設後十分にしてくれるはずである。ここが長く使う建物の極意でもある。
# by tsekkei_net | 2006-02-19 16:47 | Comments(0)