南伊豆石

今の様にユニットバス全盛でない、少しまえの風呂を在来の風呂と読んだ。床や水の掛かる壁などは また滑らないような石を使った。水に濡らすと青くなる石で風呂の石と言えば「伊豆石」が有名である。
設計仲間でも、在来の風呂に石を張りたいという者は少なくない。設計図に伊豆石というと、すでに 伊豆石は無いという。多くは十和田石と呼ばれる。青い石が主流なのである。

しかし、近くの公共施設・最近では日本平の屋外演劇場は全面の床がこの伊豆石というから無いわけではない。
今回の企画は南伊豆石トラストの清水さんの発案らしく、ご一緒に見学させてもらう。
伊豆長岡の駅から15分程度の東海採掘興行株式会社 
渡辺さんの
採掘現場を見せてもらう。
伊豆石の採掘は現在は伊豆でも稼動しているのは一件だけだそうだ。山の開発の
認可の問題・住宅が近い場合などは採掘も大変なのが現状なのだ しかし採掘現場は総彫りで地下31mまで掘っているというから圧巻である。

採掘の下で60センチx90センチのサイノメに切った石を一枚削りだした後から
60センチ程度の厚みでタガネでタタキわり、そのブロックをクレーンで作業小屋まで
あげる。それを3センチ程度に薄く削り、穴を埋めて磨き上げパレットに積んで
全国に出荷しているという。
大きな工事より小さい仕事の方が得意だそうだ。
価格は中国の石ほど安くはないが、材料代はタイルと変わらない。
あとは張り手間だけなので、慣れた職人を探す手間が問題なのかもしれない。
自然のものはバラツキもある。それを見極める手技はやはり熟練の職人しかない。
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# by tsekkei_net | 2006-06-20 07:15 | Comments(0)