木造で肝心なのは、木の管理です。
大工さんの匠腕はもちろんですね
職人ですが、木を扱うのが上手な人と、不得手な人もいます。
大工さんも上手。下手がいるのです。
できれば木をふんだんに使うなら上手な人に作ってもらいたいですね
取り替えがききませんから・・
さらに木の管理です。
木の切った後をよく見ると
穴が空いてます。年輪として輪が見えます。
そこには木が山で根から水を吸いあげている管(くだ)です。
しかしこの根から葉っぱに向かう水を運ぶ管は
真っ直ぐでなく、短い管がたくさん合わさっています。
その管と管を横に繫がるのが壁孔(へきこう)と呼ばれるところで
水はそこを周り道をして流れているのです。
木を伐採して、木材の水気が簡単に抜けないのは
この壁孔が乾燥する水を複雑にして
木が乾きにくくなっているからです。
建物が組み上がると柱、梁などの構造の材料として
大工のノミなどでキズをつける為、建て方をした後は
乾燥が早くなります。
しかし、一定の水気が床を張る前に水気があり
荷物をのっけると木は思いの他弱く撓(たわ)みます。
有る程度水気が抜けて木が組み上がることが大事なのです。
しかし、壁孔の構造が自然では乾きにくくしています。
余り乾いていてと、ポソポソになり大工さんのノミは加工が大変です。
適当に水気が抜けて、建ててからの材料が強度が保たれる
木の管理が大事になります。
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