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床下に水が入る

長雨の中進む耐震工事があり、別の家から畳にカビが生えた家の相談があった。
新築の場合、床下に水が入らぬように回りの地盤より床下を上げることが普通である。
あたり前のことだが、これを守らないと自然の力を知ることになる。
水、ことに気候と建物は関係が深く、原理原則のように処理しなければ
水が悪さををすることになる。
周りの地盤から低い床、そして床下換気から水がはいると、その水が湿気を呼んで
床が腐る。シロアリを呼び木が食われる。ススケタ木材の床はブカブカにたわむ
また水は湿気となり、カビを呼ぶ。
カビは栄養・温度・湿気があれば日本中どこでも、いつでも生える。
人間がコントロールしようとしているのは、湿気・・水気をいれないことで
屋根をかけて、雨が当たらぬようにして
床下に空気を入れて、乾燥させ
敷地の地面の排水をとって湿気がこもらないようにしている。
家相・地の神様もただ「○○はしてはいけない」というフレーズは困るのだが
水気を遠のける為に敷地をきれいに使うのは家にとって好ましいことなのだと
改修の床下を見て思うことである。
家の決まりは家をつくる戒めだけでなく、長く使うために四季のある気候に逆らわぬように
健康に暮らすメンテナンスの教訓として聞くと納得する。
by tsekkei_net | 2006-07-27 10:11 | Comments(0)
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